松ヶ根乱射事件のレビュー・感想・評価
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サスペンスじゃないのね
題名からサスペンスやバイオレンスな内容と思っていたが、終始陰鬱な田舎の人間模様を描いた映画。
主人公の光一のイライラや鬱屈した思いが演技から伝わってくるし、光の不安や恐怖も良い。光が勇気を振り絞って立ち向かうシーンは良かったな。
少し嫌な気分になる映画だが、主演の新井浩文と山中崇の演技を楽しむ映画と言えるかも。
恐るべし田舎の狂気
どこにでもありそうな田舎の風景に、少しずつ狂った登場人物が壊れていく。
その情景をサスベンス仕立てではなく、山下監督独特のユーモアを交えて進行していく様が秀逸。
まさか乱射があんな風になるとはwww
圧倒的な人物描写
素晴らしい邦画でした。
どいつもこいつも「いるいる感」が素晴らしく、中でも三浦友和は本当に最高でした。ジャッキーブラウンのロバートデニーロか松ケ根乱射事件の三浦友和かってくらいの、心底ダメ人間でした。
田舎ディストピア映画として最高峰ではないでしょうか。
役者、新井浩文。
新井さんが好きで観た映画でした。
なんとも感想を述べにくい映画です。
警官という正しい道を歩んできた主人公が
自分の過ちを指摘された時の顔が
さすが新井さんだなというか。
あの無表情が語る演技力が素晴らしかったです。
新井さんがご奉仕されてるシーンはちょっと可愛くてエロくて笑っちゃいました。
かくして乱射事件が、起きた
2006年山下敦弘監督作品。田舎町にやってきたカップルが平穏な空気をかき回し始めます。
題名から、いつか乱射事件が起こるのはわかってるのですがそれは何時か、誰か。誰も彼も普通な顔で暮らしていて、多少のことは何でも飲みこんで低めに安定してしまう町の空気がえらく薄気味悪いです。まっとうなことを望んでもぱっとせず・・・かくして、乱射事件が、まあ、起きるのでした。とってもシュールでした。
夜の上映会でお子さんはいないようでしたが、内容的にはPG12というよりはR指定でしょうと思いました。
主演の新井浩文と、いいかげんな父親を演じた三浦友和、怪演でした。あと春子さん役の安藤玉恵、憶えました、アヤシいです。
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