「自分のことのように嬉しい気持ちになる」幸せのちから 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
自分のことのように嬉しい気持ちになる
心温まる良作。
医療機器の営業は上手くいかないことばかり。売れなければその月の収入は無い。ついには破産してしまい寝床の確保にも苦労する惨めな生活。さらに、自分の生活だけを考えていれば良いのならまだ気が楽だが、息子の生活がかかっている。そのストレスは大きかったはずだ。そんな彼の四苦八苦する姿に、思わず応援したくなる。
個人的に一番良かったと思うシーンが、証券会社で見習いとして働き勉学に励んだ結果、正式採用されるところ。彼の努力が報われたこのシーンは、観ていてまるで自分のことのように嬉しい気持ちになった。
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