名犬ラッシーのレビュー・感想・評価
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800キロのロードムービー
2021年1月10日
映画 #名犬ラッシー (2005年)鑑賞
経済苦の家族がコリーを貴族に売却するがすぐ家に帰ってくる。いい暮らしができるのに飼い主思いの犬なんだよな!
人形一座のオヤジがラッシーのことを「お嬢さん」と呼ぶんだけど、「ラッシー」がスコットランド語でお嬢さんという意味らしい。
なんとネス湖にネッシーが!と、ラッシーが食われちゃうんじゃないかと心配していたコッシーでした・・・
エリザベス・テイラーが出演した1943年版ともTV版ラッシーとも違った、原作に忠実なリメイク作品らしいです。ストーリーそのもので考えると1943年版よりも炭鉱労働者の悲惨さが見事に描写されてるし、戦争が起こってるんだと実感させる描き方もよかった。そして、公爵(ピーター・オトゥール)の孫シーラが自身も寄宿舎から抜け出すという伏線も見事です。ラッシーの冒険もスコットランドの空撮によって、壮大な自然の美しさと過酷な旅がリアルなまでに迫ってきました。さすがにネッシーはいただけませんでしたが、その他のエピソードは満足。
旅の最後が教会だったので、もしかしたら違う展開になるのではないかと不安にもなりました。瞬時に思い出してしまう「フランダースの犬」。祈るような気持ちで観てしまいます。それとも、ひょっとすると公爵家の調教師ハインズに噛み付いて復讐を果たすとか?!などと妄想を続ける中、やっぱり感動して涙してしまうのでした・・・
さすがにピーター・オトゥールは貫禄たっぷりだったし、サマンサ・モートン演ずる母親もなかなかのものでしたが、吹替え版だったのが残念でなりません。公爵の孫娘はヘスター・オジャースという子。最初はパッとしない女の子のように思っていたのに、徐々に愛着を覚えてしまいます。彼女はエリザベス・テイラーのように大成するのでしょうか・・・
今回のコリー犬は三匹だったらしいのですが、ほとんど一匹だけの演技。犬好きの方ならば、川を泳ぐラッシーが違うとすぐにわかるはずです。そして、ちょっと残念だったのが、どしゃ降り悪天候で汚れたはずのラッシーが次の日に綺麗になっているという編集ミス。ここは犬好きじゃなくてもわかるぞ・・・
【2006年12月映画館にて】
11月1日は「犬の日」です🐶
何度もリメイクされている名作中の名作作品。 コリーのラッシーと少年...
何度もリメイクされている名作中の名作作品。
コリーのラッシーと少年ジョーが離れ離れになってしまう物語。
父親の仕事がなくなったため、飼うことが難しくなり、売ってしまったという、
離れ離れになってしまう背景が意外と重かったことに驚き。
ラッシーは本当に頭がよく何度も脱走し、ジョーのもとへ戻ってきます。
動物物は、視線などが違う方向を向いていたりすることが多いけど(恐らく演者ではなく飼い主を見ている?)
ラッシーは気になることもなく素晴らしい演技でした。
最後は800キロもの距離を移動し、人間に捕まったり、友達が死んでしまったり、
様々な困難を乗り越え、ボロボロになって、ジョーのもとへ戻ってきます。
死んでしまうの・・・・?と悲しくなりましたが、最後のシーンで救われます。
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