「実話とは驚いた」ユア・マイ・サンシャイン こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
実話とは驚いた
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どんだけ病気もの好きなんだろう。
でもこれは実話がもとだし、
一線を画すと思ってよいのかしら。
ただでさえエイズで重いのに
さらにここまで不幸を盛る必要ってあるのだろうか?
それとも前半のも実話なの?
ちょっと途中何度か観るのをやめようかと
思うような胸が悪くなるところがありました。
後半は一転してエイズをもものともしない
愛の物語。
愚直なまでの愛情が泣かせる。
前半の告白の場面でもぐぐっときましたが。
無知ゆえに周囲からバイキン扱いされて
自身でも虫けらと言ってしまうような
彼女にとって、
必死に触れようと手を伸ばす夫の姿が
どれほどの意味をもつのか
筆舌に尽くしがたい。
ラストのまぶしいほどの笑顔が印象的です。
主演の渡辺徹みたいな彼が
作中で実際にやつれてたのはびっくりでした!
しかし、チョン・ジョヨンは
淫靡つうか薄幸な役が似合うね。
俳優さんたちの演技はすばらしいです!
彼ら二人はお互いがいて、
それで幸せでいられるから
周りの冷たい仕打ちも覚悟の上だろうけど。
日本よりしがらみの大きい韓国で、
彼らの家族、特に母親の心情を思うと
単にええ話だったなあ~では
済まない気になってしまう。
モデルになった方々の末長い幸せを願います。
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