「時代の往来に時間かけるより、主人公の父の生き様をもっと前面に出すべき」地下鉄(メトロ)に乗って 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
時代の往来に時間かけるより、主人公の父の生き様をもっと前面に出すべき
何の期待も予備知識もなく鑑賞。
みちこが、自分は親に愛されながら生まれてきたことを知り、泣くシーン。
嗚咽してしまった、映画で泣くのはいつ以来か。
真次にとっては、愛する不倫相手が、何と腹違いの妹だったという。
そして、みちこがとった行動は愛する真次のために自分の存在を消すこと。
劇中、ドストエフスキーの罪と罰が出てきたことで、不倫に対する罰と
考えられなくもないが、自分はストレートに純愛だと思った。
大沢たかおと堤真一の共演もよかった。
親を知り、自分を知る。
親の愛情を知ることは自己肯定感につながる。
原作も読んでみたいと思う。
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