劇場公開日 2006年9月23日

「鼻息荒い園子温」紀子の食卓 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鼻息荒い園子温

2017年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

冒頭からナレーションが多く台詞が少ない話。
吹石一恵は綺麗だが声は嫌い。吉高由里子はかわいいがしゃべりは聞き取り辛い。少しマイナスはあるが、レンタル家族という「劇中の別役」という負荷を、この二人は見事にこなしている。まあ元々無表情な女子高生な紀子なので、レンタル家族は役を与えられるまでは空っぽ、という設定はそんなに差は無いけどね。

この頃の園子温作品はイケイケな感じと、観てみるとそのテーマはストレートから多彩な変化球まで、中々一筋縄ではいかないものが多いです。この作品もそうですが、脚本も監督が作っているので、爪痕を残そうという鼻息の荒さが感じられ、好感が持てる。

割と悲惨なラストを考えてましたが、嫌いじゃないラストです。

光石研がいつもより良い人役だ。
つぐみてAVいった人だよね。柴咲コウ的な感じで華ある役者だけどなあ。

クリストフ