「本場のパルクールはやっぱりスゴイ」アルティメット よねさんの映画レビュー(感想・評価)
本場のパルクールはやっぱりスゴイ
高い壁に囲まれて他の地域から隔離されたパリ郊外の地区バンリュー13。荒れ果てた地区内はあらゆる悪の巣窟と化しているが、レイトは荒廃していく街で麻薬密売組織と孤独な戦いを続けていた。そんな折爆弾を密かに輸送していたトラックが何者かに襲撃されバンリュー13に持ち込まれて時限装置を起動されてしまう。エリート捜査官ダミアンは爆弾を所持する組織との交渉のため単身乗り込むが土地勘のないダミアンは妹を組織に拉致されたレイトと手を組み爆弾奪回に挑む。
主演の2人、ダヴィッド・ベルのパルクールアクションとシリル・ラファエリの流麗なガンアクション&格闘でお腹いっぱい。考えてみれば現在のアクション映画のシークェンスの主流はもっぱらパルクールにあって、フランスはその本場中の本場。おしゃれなイメージばかりが先行する同国が良質なアクション映画を量産していることはもっと知られるべきだと思います。スクリーンで観れなかったのが悔やまれる快作でした。
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