「【”ニライカナイに居る、にいにいからの”血のつながっていない妹”への手紙と贈り物。”あのね、血が繋がって居なければ兄妹でも結婚できるんだよ。何だか、観ていて切ない物語である。】」涙そうそう NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ニライカナイに居る、にいにいからの”血のつながっていない妹”への手紙と贈り物。”あのね、血が繋がって居なければ兄妹でも結婚できるんだよ。何だか、観ていて切ない物語である。】
■沖縄が舞台。
いつか飲食店を開くという夢を持つ働き者の洋太郎(妻夫木聡)のもとに、高校に入学する妹・カオル(長澤まさみ)が訪れ、同居を始める。
洋太郎が8歳の時、今は亡き母(小泉今日子)の再婚で妹となったカオル。
どんなことがあっても守ろうと決意した幼き洋太郎。
その思いは長じてからも続いていた。
自分の店を開くも、多額の詐欺に遭い再び厳しい労働の日々が始まる。
◆感想
・ラストの幼い二人の会話”私、にーにーのお嫁さんになる。!””兄妹だからそれはできん!”
観てれば分かるけど、カオルはにーにーに恋愛感情を持っていたと思うんだよね。
その思いに気付いているが、”兄妹だからそれはできない”と思いこんでいるにーにーの頑なな姿が、一時的に二人の距離を遠ざけたのではないかな。
・それにしても、長澤まさみさんは、今では日本を代表する超絶美人の女優さんであるが、この頃は清楚で可愛らしかったんだね。(特に深い意味はありません。)
<血が繋がっていなくても、真の兄妹よりも深い絆で結ばれた二人。
可なり切ない物語だし、ストーリー展開も粗い部分があるんだけれど、(麻生久美子演じる恵子が、お父さん(橋爪功)に別れさせられる辺りとか・・。)真摯に作られた善性に溢れた作品ではないかな。
妻夫木聡さんと、長澤まさみさんが、今や邦画を代表する俳優になられた事も良く分かる作品でもあると思いました。>
コメントする