「盛り上がりに欠ける勇者の活躍」エラゴン 遺志を継ぐ者 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)
盛り上がりに欠ける勇者の活躍
原作が15歳の少年が書いたベストセラーと知って驚くも、ストーリーは単純で起伏がなく、脚色に努力の跡も感じない。ドラゴン使いの勇者の物語の着想とその飛翔映像はとても映画的なのに勿体ない映画化。ジェレミー・アイアンズ、ロバート・カーライル、ジョン・マルコビッチと個性派俳優を贅沢に揃えているから尚更残念な出来と言わざるを得ない。冒頭のナレーションで物語の設定を説明する禁じ手とクライマックスの決戦シーンのカットバックなしの素っ気なさが致命傷。
コメントする