「バディの原点」明日に向って撃て! SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
バディの原点
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1900年前後に活動した実在の強盗団を率いた二人をモチーフにした冒険的な逃避行。
広大な灌木地帯での馬による逃避行。視力4.0位のアフリカの方並みに視力がいいのか、双眼鏡なのか分からないが、こんなとこ分かるかぁ?という所まで、保安官一行が追いかけてくる。グループは離散し、馬も乗り捨て、次第に追い詰められては行くのだが、何せ馬なのでどこか牧歌的。
でも二人はしぶとくて、キッドの恋人を加えて、ニューヨーク観光でアオハルを楽しみ、南米ボリビアへ。ここでボチボチのんびり余生をすごすはずだったのに、若いキッドはまだまだドーパミン刺激を求めてしまい、やっぱり犯罪に手を染めてしまい、その結果またも追われることになってしまう。どこまでも付き合ってあげるブッチ。
キッドの恋人も出てくるが、基本的には主人公二人のバディ関係がアツい。冗談を交わしながら、二人同時に飛び出すラストは明るくて良いと思った。
この映画でブレイクしたロバート・レッドフォード(当時31才)。金髪のアラン・ドロンの風情。美形だった。
映像も綺麗で特にピンクとブルーに染まる西部の夕焼けが印象に残ったし、レインドロップの有名な歌はこの映画の主題歌だったと知った。
そしてやはり邦題が原題(ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド)よりいい。
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