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映画レビュー
フルチによる王道ホラー
ランベルト・バーバ、ダリオ・アルジェントの「デモンズ」とは無関係のフルチのデモンズ。
フルチらしい思い切ったゴア描写がインパクト抜群で、惨殺シーンはどれも印象的。観客の「そうはならんやろ」というツッコミに対するフルチの「なっとるやろがい!」という声が聞こえてきそうな潔さ。股裂きシーンはわかってても度肝抜かれますので必見です。
ストーリーは呪い系、悪霊系で結構ちゃんとしてます。ただ、丁寧に作ろうという意思は感じられたものの、全体的にテンポの悪さが目立っています。惨殺シーンなどの見どころ以外はとても地味なので退屈に感じてしまうかも。
B級ホラーとしては映像のクオリティ、美術面など結構力が入っており、見応えのある作品です。テンポの悪さを加味しても、グロでカバーしているのでB級ホラー、フルチ好きにはオススメです。
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