「やるせない思い。」リリイ・シュシュのすべて ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
やるせない思い。
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今更ながら観てみると、当時の青々しさが甦ってくると同時に
傷みが心に蔓延する。作られたとはいえ、虐めやリンチの描写
は目を背けたくなること必至で名画座も席を立つ人が多かった。
この映画で描かれた暴力が実際にリンチ殺人となり子供が犠牲
になってしまった事件を思わずにはいられない。大人には理解
できないこの時期のこの変化を自分も味わってきたはずなのに、
例えばその反抗がどこからやってきたのかは思い出せないのだ。
やるせない思いを音楽へ向けるのは今も変わっていないんだな。
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