「手堅い映画」リバー・ランズ・スルー・イット あま・おとさんの映画レビュー(感想・評価)
手堅い映画
めりはりなく地味な映画だけれど、美しく丁寧な描写で徐々に引き込まれ、いつの間にか彼らの人生を一緒に味わってしまった。
人や故郷、過ぎ去るものへの哀愁や味わい深さ。そこには良し悪しといった頭でっかちなものはない…そんな感覚に自然に共感できるところまで、観る者を手堅く根気強く誘導してくれる。
ポールはきっとなんらかの理由で長く生きられないだろうな、と早い段階から感じさせる。 そんな絶妙なはかないオーラが出せるのはブラッド・ピットならでは?
タイトルも含みがあっていい。へんな日本語に訳されてなくてよかった…。
いつかもう一度観てもいいな…そんな気持ちになる映画だった。
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