「保安官の中の保安官‼️」リオ・ブラボー 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
保安官の中の保安官‼️
強力な無法者一味を相手に、酔いどれの助手デュード、足の不自由な老人スタンピー、若者コロラドの3人を連れて戦う保安官チャンス‼️まともじゃ勝てない‼️そこでアメフトのような連携プレー‼️ホテルの前でチャンスが3人の敵に囲まれ、コロラドが何くわぬ顔で通りがかり、女ギャンブラーのフェザースが窓から植木鉢を投げ、窓ガラスの割れる音に、3人が気を取られた瞬間、コロラドがチャンスにライフルを投げ、チャンスが素早く連射、コロラドは拳銃で撃ち、一瞬でキメる‼️ホントにカッコいい‼️前半は無法者ジョーを酒場で逮捕、それを知ったジョーの兄が町を封鎖、チャンスの親友が殺され、その用心棒であるコロラドをスカウトしたりと、神経戦のサスペンスで見ごたえあります‼️そして捕虜となったデュードとジョーを交換するクライマックスが爆盛り上がり‼️デュードがすれ違いざまジョーを押さえ、スタンピーが投げたダイナマイトをチャンスが撃って、敵の頭上で爆発させて勝負アリ‼️再度の見事な連携プレー‼️それまでの西部劇は、一対一の決闘という個人プレーのカタルシスがあったのですが、今作ではまるでゲームのように、まるでスポーツのように、チームで戦う快感がありますよね‼️ホントに楽しい‼️無法者一味がたむろする酒場から威圧するように聞こえてくるヒット曲「皆殺しの歌」、ディーン・マーティンとリッキー・ネルソンが歌う「ライフルと愛馬」、チャンスとフェザースのロマンスなどなど‼️映画としては、ジョン・フォード監督の「駅馬車」「荒野の決闘」の方が上だと思いますが、娯楽西部劇としてはこの「リオ・ブラボー」がナンバーワンですね‼️
そうです、楽しいのです、この映画は。
だから、この映画が大好きなエリセ監督の「瞳を閉じて」の中で「ライフルと愛馬」が合唱された時に一緒に唄ってしまいました。