劇場公開日 2008年11月29日

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「名作ですけどね」羅生門 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名作ですけどね

2025年1月14日
PCから投稿

黒澤が世界に認められたあまりにも有名な作品なので、色眼鏡をかけずに観られる人は殆どいません。見る前から「これは名作」というのが刷り込まれていますが、冷静に観ると、七人の侍や用心棒、赤ひげ、天国と地獄みたように「文句なしに」面白い作品ではありません。いかにも芸術的、純文学的で評論家受けはするでしょうが、一般的には、つまらなくはないけれど面白いとは言い難い、というの大方の感想でしょう。

何といっても問題点は演技の演出方針です。
三船、京両先輩は演技が大げさすぎて失笑モノです。
志村、千秋両先輩も七人の侍でみられるような余人を以って代えがたいはまり役からほど遠い、素人演技です。はっきり言えば「演技がクサイ」

越後屋