「ギラギラ&ダラダラ」羅生門 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ギラギラ&ダラダラ
タイトルは知ってるけど、見る機会がなかった名作。世界のクロサワじゃ。
デジタルリマスターなので、画像は良くなっているんだろうけど、音声は時々聞こえづらい。雨の中の羅生門が特に。でもまあ、少し気になる程度かな。一番印象に残ったのは、汗。ものすごいダラダラじゃないの。よほど暑かったんだねぇ。
三船敏郎が若い。野性味がプンプン。真砂はけっこう多襄丸がタイプだったんじゃないの? それか、どこか安穏とした暮らしに収まらない、破滅願望の女。そういう女と気付きながら、黙っていた夫。この夫婦には、すでに隙間風が吹いていたのかも。そして、どちらもプライドが高い。
今見るとそれほど新鮮に感じないが、クロサワチルドレンがたくさんもどきを作って、それを見ていたから、そう思うわけか。今この時代に見るのは、いわば遺跡の発掘作業のようなものかも。
そういえば、ほぼ同じ内容で、天海祐希、豊川悦司、金城武で映画になってたと思う。天海祐希が脱いだ、というプレミア付き。金城武は好きなんだけど、今何してるのかな。すてきなおじさまになってそう。
NHKのデジタルリマスター版の放送にて。
コメントする
2024年2月10日
ぷにゃぷにゃさん、「上意討ち」にコメントありがとうございます。池波正太郎にもあるんですね。そういう思いの人が沢山居たんだろうな。ギラギラしてない、優しく静かな三船敏郎、とてもよかったです!
everglazeさんのコメント
2021年11月12日
決闘裁判へのコメントありがとうございました。
長編作品、チケット面ではお得な気もしますが、充分な時間と体力(と多分精神力)の確保が必要ですよね💦
観たい映画は沢山あるのですが、全然追い付けません。