「時を超えてなお斬新なカメラワーク・映像美と俳優陣の迫力」羅生門 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
時を超えてなお斬新なカメラワーク・映像美と俳優陣の迫力
黒澤映画はかなり見てきているが、羅生門を見るのは初めて。
後の作品でも見せられ、加えてさんざんに信望者に真似つくされてきたはずだが、走る三船敏郎を追いかけるカメラの疾走感と森林中の木漏れ日が動きの中で織り成す光と陰が、今もなおとても斬新な印象で、自分としても驚かされた。やはり、本家本元のレベルの高さは半端では無いことを再認識させられた。
三船敏郎の野性味と卑しさの共存も魅力的、こんなに魅力的な俳優であったのか。京マチ子のセリフの迫力と超アップでの目力にも驚愕。
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