劇場公開日 1988年2月6日

「ネオ・ヌーベルバーグ」汚れた血 JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ネオ・ヌーベルバーグ

2021年6月6日
iPhoneアプリから投稿

レオスカラックスのアレックス3部作を見終えた感想として、ヌーベルバーグは自分にとって早すぎるのか、肌が合わないのか、なぜか惹かれないなと思った。

とにかく脚本が計画的であり、精密に構成されたストーリーを好む自分にとっては、この私小説的な映画は、あわないのかもしれない。

セリフのひとつひとつは痺れるのだが、淡々とし過ぎていて、アート性に重きを置きすぎていて、映画自体にのめり込むことができない。アレックスは自分ではない。

未だ青春時代だと思っているこの年代を過ぎたとき、改めて観てみたいと思う。

JYARI