「女の“エロ資本”と男の“金”」欲望のあいまいな対象 あささんの映画レビュー(感想・評価)
女の“エロ資本”と男の“金”
「この子もしかして抱けるんじゃないか?」と期待をさせて、お客(または男)にお金を注ぎ込ませギリギリまで引っ張る、現代でいう“キャバクラ嬢とそれにハマる痛客”が本作でも描かれている。エロ資本(若さと美しさ)をフル活用する女と、金でモノを言わせようとする男(今でいうパパ活とか?)このような男と女の関係性や人も、古今東西存在するんだとちょっと安心したり。
コンチータの二面性や魔性っぷりを表現するためにタイプの違う二人の女優が演じているが、前情報をいれずに見ると少し混乱するかも。まぁ、どちらの女性もとびきり美しく、ファッションも素敵で思わず見惚れてしまうほど。
恋をすると冷静になれないのはわかる。だけど、もう少し客観視できないかね?マチューくん。
マヌケな男のストーリーをここまで飽きさせずに描けるところもお見事。
当時のスペインの様子も描かれていて見応えある。裸での フラメンコを嬉しそうに鑑賞しているのは日本人観光客でした。
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