「拝啓桑畑三十郎様‼️」用心棒 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
拝啓桑畑三十郎様‼️
今世界で抱かれている三船敏郎さんの侍というイメージは9割はこの作品によってもたらされたものではないでしょうか。佐藤勝さんの印象的な音楽をバックに背中姿で現れるタイトルバックから3人のヤクザを斬って「桶屋、棺桶2つ!いや、多分3つだ!!」、仲代達也さん扮する卯之助と知恵比べをしたり、司葉子さん扮するかわいそうな家族3人を助けたり、そのせいで袋叩きにされたり、最後はピストル対刀の対決に勝利し、「アバよ!」と去っていくラストまで、映画の面白さが満喫できるアッという間の1時間50分‼️ホント黒澤明監督は天才‼️
ちなみに「七人の侍」が「荒野の七人」、「用心棒」が「荒野の用心棒」、「隠し砦の三悪人」が「スターウォーズ」になったと言われています。「スターウォーズ」に関しては全てがそうだとは言えませんが、黒澤作品の影響なくしてC-3POとR2-D2、ライトセーバー、ダースベイダーのデザインは無かったのではないでしょうか?そしてこれらの作品でブレイクしたスティーヴ・マックイーン、クリント・イーストウッド、ハリソン・フォードらの名優たちもひょっとしたら映画界に現れなかったかも。そしてスピルバーグ監督やルーカス監督に与えた影響を考え、彼らの「ジョーズ」や「スターウォーズ」で今現在のハリウッドのサマームービー興行が始まった事を考えたら、今世界の映画界、映画人、映画ファンが黒澤明監督に感謝すべきなのです‼️
じゃりン子チエのサイドストーリー、どらん猫小鉄でも全く同じ話があって、あれ作者怒られなかったのかなあ。
クロサワ作品の殺陣は、緊張感とスピード感とカット割が最高です。
コメントありがとうございます😭私にとって黒澤明監督と三船敏郎さんは世界一尊敬する方々なのです‼️黒澤明監督の映画を見ていると、映画ってこんなに面白いのかと痛感させられます。
「桶屋、棺桶ふたつ!
いや、多分みっつだ!!」
最高にカッコ良かったですね。
影武者公開前にリバイバル上映されたこの映画を観て、邦画ってこんなに面白いんだ!って黒澤作品と三船敏郎さんのファンになりました。