「特殊メイクか!」遊星からの物体X CBさんの映画レビュー(感想・評価)
特殊メイクか!
デジタルリマスターのおかげで、「午前10時の映画祭」以外でも、旧作を劇場で観る機会が増えて嬉しい限りだ。
さて、本作 やはりクリーチャーというか、正体不明の生物が犬や人間になりかけている姿、時間を逆に見れば犬や人間が異形のものに変わりかけている姿の見事さを語らずにはいられない。
79年のエイリアンといい、欧米のぬらぬらトゲトゲしたクリーチャー様相は、なんだか共通しているな。彼らは土葬だから、火葬の日本が「白装束に青白い顔」に死の恐怖を感じて幽霊を見るように、「半分腐って、骨が見えてる」という姿に、死の恐怖を感じるのかな?
今回は南極基地という閉鎖空間で、対極に「ゼイリブ 」ではオープンな全世界で、という違いはあれど、自分たちと見分けがつかない者がいつのまにか混ざっている恐怖を描くのが上手だな。
コメントする