「抜群の緊張感」遊星からの物体X 俺の映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)
抜群の緊張感
古き良きVFX全盛の時代に、
それを最大限に活かしたSFホラーの傑作。
閉鎖空間の中で誰が敵かわからないという
ありがちな設定ながら、よく出来た脚本と
演出によって屈指の作品に仕上がっている。
観客に与えられるヒントも限られているので
本当に誰がニセモノなのかわからない。
"Thing"の造形が素晴らしい。
あの気持ち悪さが何者とも知れない敵の
恐ろしさを倍増させている。
これらの要素によって
抜群の緊張感が延々と続く。
ヒリヒリさせられて本当に面白かった。
そして、犬の演技がスゴすぎる。
どうやったらあんな風に演技させられるのか。
アカデミー助演犬賞があったら
彼は間違いなく殿堂入りを果たすだろう。
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