「よかった」遊星からの物体X 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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これまで何度も見ていいて、久しぶりに午後のロードショーで録画していたのを見た。
血液で検査しているときに宇宙人が暴れ出しているのに、隣でロープで縛られっぱなしになっている場面がコントのようで面白かった。室内で豪快に火炎放射器を使うことになんの躊躇いもないところにアメリカを感じた。また、南極の基地なのに人生を楽しもうとしているような生活感もアメリカっぽかった。日本だときっと、もっと暗くて寂しげになる。
落ち着いて見るとモンスターがさっぱり動いていなかったし、人間に擬態してあのように普通に会話できるレベルになるなんて相当高度な宇宙人だ。脳の機能をそのまま活用しているのだろうけど、相当なもので、あの調子なら本当に人類を乗っ取ることなど簡単にできそうだ。今描くとしたら、そこまで高度でなく、繁殖力も弱くして、ひっそりと侵略しているのを地球人のエージェントが探し出すものにするのではないだろうか。
(追記)
スクリーンでやっていたので見てきたのだが、去年見返したばかりなのと寝不足だったせいかあまりワクワクしなかった。しかし、基地を破壊して回る場面に必要以上のデストロイを感じた。血の一滴だけで同化できるなんて無敵すぎるし、その割にクリーチャーは派手だ。何がしたいんだ、血液をこっそり忍ばせて同化すればいいだけではないかと思った。宇宙人はもうちょっと弱点があった方がスリリングだったのではないだろうか。またそのうち見よう。
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