「ジェラール・フィリップの色気」モンパルナスの灯 yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェラール・フィリップの色気
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画家を描いた映画はついていけないことが多い。その破天荒だったり、狂気だったりについていけないのだ。
今作のモディリアーニには何とも言えない魅力がある。ジェラール・フィリップの色気。
好きな女性が出来たと言われたら、自分が身を引いてでも応援してしまうのが分かる気がする。
ミッドナイト・イン・パリ同様、雨が好きになる映画でもあった。パリの石畳と雨。ジャンヌとのシーンは印象的。
画商のモレールはまるでモディリアーニの死を心待ちにしているかのようだ。生きている間は売れない、運がないからだといい、まだ夫の死を知らないジャンヌから絵を買い占めてゆく。
ジェラール・フィリップという俳優の魅力を再確認させてくれる映画だった。
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