「トラウマシーンの無いキャット・シット・ワン」桃太郎 海の神兵 てけと2さんの映画レビュー(感想・評価)
トラウマシーンの無いキャット・シット・ワン
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なめらかで表情ゆたかヌルヌル動くめちゃくちゃ動く。レトロな動物たちの可愛らしさといったら!戦意高揚はどうなんだってのはおいといて、変に間延びするシーンもなくて飽きる事なく見ていられる。
ディズニーのファンタジアに影響受けているとwikiにありました。表現はファンシーですが当時の兵隊の日常生活や基地のイメージなんかも汲み取れてそれも面白かった。同時代の作品だからこその空気感やリアルがあるというか…下手な夏の戦争ドラマより戦時中を感じる。見てるこっちは太平洋戦争の結果を知ってるだけに中々胸がザワつきます。
手塚治虫が影響を受けているっていうのを序盤の基地設営シーンで感じました、ジャングル大帝の動物達のミュージカルシーンは多分ここからきてる。これは見たらやりたくならない訳ないなとつい思ってしまいました。その後ライオンキングに繋がってると思うとそれもまた感慨深い。
落下傘部隊のシーンの美しさは必見。
綺麗だけどその後の着陸先が実際は死地だったと思うと何とも悲しくなるし、ここだけ一瞬キャットシットワン入ります。あと相手の鬼が普通に欧米感あふれててヤベェな。
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