「映画館で観たことで改めて傑作だと思った」もののけ姫 yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で観たことで改めて傑作だと思った
とても好きなジブリ作品のひとつだから、テレビなどで再視聴することはあったけど、大スクリーンは久しぶり、しかもIMAX
それによって、素晴らしい作品だと再認識した
当時、子供の頃、とは言えないくらいには大人だった
それでも、今になって観たことで、年齢によって感じる違いにも気づかされた
「弱者に手を差し伸べ、生きるすべを身に着けさせる
それにより多くの民に慕われる」
「共存ではなく、相手を排除しようとする
それにより恨みを買い続ける」
どちらもエボシ、エボシは善人なのか違うのか
それは見る側によって、立つ側によって異なる
そしてそれが人なのだろう
古きものと、新しきもの
それぞれが互いこそが正義だと主張する
だがアシタカは問い続ける
ともに生きる道はないのか?と
何もかもが破綻する可能性が高いのに、あとには引けぬ者たち
結局、シシ神はいなくなり、多くの命が失われ、作り上げた村とタタラ場もなくなる
あとに残された者たちの生きる道
多くのことを考えさせられる
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