「やはり個人的ジブリ最高傑作」もののけ姫 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり個人的ジブリ最高傑作
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6/26からのジブリ作品特別上映もあり
新作と梯子で観賞
その新作より客が入っており
さすがだなぁと思いつつちょっとさみしい気分に
あんまり過去作の感想は書かないが
やっぱり良かったので記念に書いとく
ジブリ作品は一通り見てきて
紅の豚が好きなくらいだけど久しぶりに観ると
ジブリ最高傑作っていうとやっぱこれかなと
各勢力の距離感・根拠・描写が均質で
一番遠方から来たアシタカが調停者であり続ける
構図はホントバランスが良い
人間が神に絶対適わないわけで無い部分て
現代のメタファーだよなぁと今観ると思わされる
特にアシタカがたたら場の未亡人に撃たれるシーンと
石火矢製造シーンが好き
アシタカは全ての憎しみを全部その身に受ける
エボシは女性にも病人にも仕事と生きがいを与える
つまりここにも人々にとっては神がいるという意味
自然を壊すな、神を敬えといった一辺倒な説教臭さがなく
どうやって共存していくんだという投げかけになってる
それぞれの生きる意思と理由と覚悟を描いてるとこが
「フェア」に感じた
それ以降のジブリ作品はそこが感じられない
いやある意味この作品でやり切ってしまったのかもしれない
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