「派手さは無いが映画史に残るあのシーンと”間”は二度と作れない」ミッション:インポッシブル 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
派手さは無いが映画史に残るあのシーンと”間”は二度と作れない
’90年代、真っ只中の映画、
ローギアのスタートから
徐々に速度を上げてゆく。
久しぶりの鑑賞
裏切りと裏切り
チームの悲しみ
スパイの行く末
筋を知っていても、結末を知っていても面白いものは面白い。予算も潤沢でなかったはずで、アクションも抑え気味、TGVもヘリも微妙な合成。とはいえ、情報を盗む、あの手に汗を握るシーンは映画史に残るもの。あの”間”は今の映画会社や観客の求めている部分では無いが、これがあったからこそ次作につながるトム・クルーズの情熱が爆上がりしたはず。次回作は売りのひとつとなった自身の派手なアクションも強烈に追加されシリーズは続いた。
スパイ大作戦から引き継いだ”間”を楽しんでいる間に映画は終わる。どうしてもスロー気味な展開と細かさの無さには焦れるが、それはそれ、’90年代の映画なのだから良いとしましょう。
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