「笑い、そして、サ...」マッチ工場の少女 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
笑い、そして、サ...
古アパートで母と義父と暮らし、マッチ工場で働くさえない女性イリス。奮発して買ったドレスでディスコに行ったら、男と一夜を過ごすことができた。しかし男は遊びだったと言い、彼女を突き放す。
監督作品でいつも以上にセリフが少ない、そのかわりに流れる曲がセリフ代わりのようでした。他の作品では美女扱いだったりする常連の女優カティ・オウティネンが、美しくないなりの彼女らしくて役にあっていました。天安門事件の報道を挿入していたのは、のちの作品の「枯れ葉」のウクライナ侵攻のように、静かな抗議ですね。「イチコロ」に笑い、そして、サ、サスペンスだったのか。
たぶん、監督はジュークボックスが好き。
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