「戦時中にこれを撮る意味」M★A★S★H マッシュ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
戦時中にこれを撮る意味
言わずと知れたロバートアルトマン監督の出世作。
改めて見直してみたがやはり面白い。権威主義や軍隊的縦組織が嫌いな監督の思想に共感するところが多い。
オープニングで物悲しさが漂う美しいメロディの主題歌(歌詞がまた謎)でヘリが乗せているのは負傷してグッタリした兵士。軽口を叩きながら血まみれでする手術。ブラックユーモアがドギツ過ぎず、淡々としながらも芯のあるメッセージ。全体のバランスが絶妙で素晴らしい。
ドナルド・サザーランドやエリオット・グールドの佇まいがまた良い。この後にスターになるのもわかります。
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