ベティ・ブルー インテグラル 完全版のレビュー・感想・評価
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ジャン=ジャック・ベネックス監督の奇抜さ輝く傑作!
作家を目指す青年と情熱的な若い女性の激しい恋愛を見せるジャン=ジャック・ベネックス監督による傑作!
今回観たのは『ベティ・ブルー インテグラル リニューアル完全版』だったので、ベネックス監督が来日して日本の映倫に抗議したため、全編にわたって殆どボカシ無しDVD。
ペンキ塗りをして生計を立てている男ゾルグが、若い女性ベティと出会って、激しい恋に落ちる。
二人は一緒に暮らし始めるが、男ゾルグもかなり破天荒な行動が見られるものの、ベティはその遥か上を行く「激情の塊のような女性」である。
そして、本作は3時間5分(185分)にわたって、物凄い展開が見られる。
これこそが映画的興奮というような目まぐるしいが喜怒哀楽に満ちたドラマ。
無修正版というのはチョットだけエロく見えるだけであるが、それ以外の場面で「監督の切り取った風景が綺麗」だったり、「登場人物のトンデモナイ行動が見もの」であるのは、映画ならでは…。
序盤ではベティが、ゾルグと住み始めた家を燃やしたり、レストランで客の女性を刺したり……などに驚いていたが、これらは「序の口」だった。
また、タイトルに「ベティ・ブルー」とあるが、ゾルグという男についても良く描けていた映画だと思う。
この映画の185分は決して長くはない。
素晴らしい傑作を観ると、やはり嬉しい…。
『朝、37度2分』
タイトルはフランス版の原題らしいけども、
女性が一番妊娠しやすい体温ですって。
なんてお洒落でかっこいいのか。
『ベティは存在しない何かを求めてるんだ』
この言葉が印象的で、
男の優しすぎる愛情に包まれているにも関わらず
ベティが何か満たされないのは、
底知れぬ欲求だけでなく、映画には描かれない
両親とか思春期の何かなのではないかと
感じざるを得ない。
ラスト、男の方は死なないのか。
死なないのか。
よく考えてみると、
世の女性はみんなベティみたいになりたがってる
(ベティのような本性がある)ような気がしてきて、
すごく怖くなってきました。
今回観たのは、
ベティブルー インテグラル ノーカット完全版
通常盤とは印象が変わるらしいので
見比べてみたい。劇場公開しないかな。
草原のシーンが印象的
かなり長い映画ですが、退屈せずに観ることが出来ました。
ベティの誕生日の草原のシーンが印象的です。
「ベティ・ブルー」の主題歌も恋愛をしている時の感情を表している曲でとても印象的です☆。
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