プレシディオの男たちのレビュー・感想・評価
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軍人たちの光と影
先日亡くなったショーン・コネリーさんの追悼と銘打っていたので録画鑑賞、役どころはサンフランシスコのプレシディオ陸軍基地のミリタリーポリスの中佐で絵にかいたような軍人気質。
お歳を気遣ったのかアクションシーンは酒場で絡んできた酔っぱらいをあしらう程度と抑え気味、それでも流石、制服姿は決まっているし、存在感、貫録十分。
相棒は元UCLAのクオーターバック、当時セクシー男優で人気のあったマーク・ハーモン。
マークは中佐の元部下だったが血の気が多く訳ありで退役した刑事の設定、基地での殺人事件で中佐とぶつかりながらもバディとなって捜査をはじめる。
ブリットそっくりのサンフランシスコの坂道でのカーチェイスと如何にも事件ものと快調にスタートしたものの中佐の娘のメグ・ライアンとの恋愛が絡んで話が逸れるし、いかにもありがちな堅物の父と年頃の娘の確執などまで描こうとするから興を削がれる。加えて、捜査が進むにつれて犯人たちが昔の軍人仲間らしいと分かってみるとベトナム戦争への懐疑的なメッセージも伺えるので刑事もののサスペンス感とは異質な感触、タイトルのプレシディオの男たちとはそういうことだったのか・・。
幅広い観客層を意識して含みを持たせたいのは分かるのですが盛り込み過ぎで味がボケた気もします。
人との繋がり方
私にも娘がいる
娘のことは何がどうではなくとにかく信じている
他人にも自分にも明確な説明は出来ない
けして溺愛しているわけでもないし何をされても腹が立たない訳でもないが心から信用できるのです
この作品のショーン・コネリーとメグ・ライアン
この親子の微妙な距離感
それからショーン・コネリーとジャック・ウォーデン
戦友であり長年の親友との関係
そしてマーク・ハーモンとの険悪から信頼への変化
今書いていて気付きました
人との繋がり方は変化するのですね
そうでないものもあるでしょうけど言いかえれば
「変化できる」かな
どんなに嫌いだった奴でもその真意を知れば自分の感情を上乗せした見方を変えざるおえないし認めざるおえない事もある
私の娘がどこぞの男を連れて来ても「なんだコイツ」などと見た目や話し方だけで決めつけてはダメだろうしね
仮に女性を連れて来てもなんか「幸せになれよ」と言えそうで俺って変な親なのかなって思いますよ
昔の映画感
ショーン・コネリーとメグ・ライアン
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