「映画をストーリーだけで語るべからず」ブルースチール タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
映画をストーリーだけで語るべからず
確かにストーリーは中盤から崩壊している。 しかし・・
映画の見どころは本当のところストーリーではない。映像である。映像から醸し出されるテイストの面白さ・・こそが 映画の見所であると思う。ストーリー というものは退屈でなければよい。退屈だと見ていられなくて映像のテイストなど味わっていられない。だからストーリーのレベルは求められる。でも、いいストーリーを味わいたければ小説を読めばいい。
この映画の持っているエロティックなテイストを皆さんは十分に堪能したであろう。それこそがこの映画の評価の基準であるべきだ
主人公の、いまいち女としては冴えない ルックス。それだからこそ警官への道を選んだのかとさえ思わせる。そしてそれだからこそ きっと性的な欲望も満たされておらず、それだからこそ彼女はその出会いに 驚き 感動し 興奮した。この映画はそんな女の持つエロティックを十分に描き出した。そのためのストーリーが考え出された。 後半 少し空中分解したのは致し方がない。エロティックを前面に出した面白い映画っていうのは存在しないと言っていいくらい 珍しいのだから。この映画はもっと高く評価されるべきだと私は思う。
本当のところの点数はも少し低いのだが、皆さんの評価があまりにも低いので高めの点数をつけた
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