「謎の暗号殺人鬼」ブラッド・ワーク odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
謎の暗号殺人鬼
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お気に入りのイーストウッドの映画を午後ロードでやっていたので迷わず鑑賞、ところが波止場のシーンで昔見たことを思い出した。
犯人捜しのミステリーなのに何ということでしょう。
ただ、原作は100万部を超えるニューヨークタイムズのベストセラー小説だから筋を知っていながら観た人も居るだろうと慰めて鑑賞。
邦題も原題と同じというのも珍しいが血が重要な伏線なので納得。凡人なら「謎の暗号殺人鬼」などと付けそうです。暗号を解くのが子供というのも「マーキュリー・ライジング」を思わせますね。
全く関連のなさそうな事件が驚く結末にたどり着くまでの推理の過程を逐次描いてゆきます、昔のノワール調の私立探偵ハードボイルドも良いですが主人公が訳アリの元FBIの敏腕捜査官だからこそ成り立つとも言え、これは原作者のアイデアの賜物でしょう。
ただ、犯人が捜査官にラブコールのような執着ぶりというのが引っ掛かります、ありうる話なのか脳科学者の中野 信子さんに訊いてみたくなりました・・。
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