「尻拭いが如く」ブラッド・シンプル 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
尻拭いが如く
レイが取る余計な行動に理解を示せないままかと思いきや、それだけアビーを愛している証な訳で、男を振り回す役回りながら犯すことはない一応は潔白なアビー、自分で自分の尻を拭くハメになる探偵の迷いがない殺戮行動、そんな探偵の尻拭いをさせられているかのようでレイが不憫に思える。
最後はアクション映画の主人公みたいに闘うアビー、探偵との対決が鬼気迫るコーエン兄弟の巧みな演出がデビューから冴える衝撃とリュック・ベッソンは『レオン』で真似た可能性がありそう!?
タトゥーロやブシェミ、ジョン・グッドマンが探偵役でとか想像する個人的な我儘、本作の男優陣が地味に思えたりそこに余計な古臭さを感じてしまう、幼さが残る若い頃のフランシス・マクドーマンドが可愛かったりするのは気のせいか?
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