劇場公開日 1990年7月4日

「酔拳?」風櫃(フンクイ)の少年 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0酔拳?

2019年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アーチンの父親は野球が好きで、額にボールが当たった後遺症のため障害者となっていた。悪ガキたちはケンカとビリヤードに明け暮れていたが、やがて親に内緒で都会の高雄に向かう。なんとか工場に勤め、アパートの向いの同棲カップルを羨ましく眺める・・・ その同棲カップルも男が盗みを働き、残された女性シャオシンとも仲好くする。

 工場で働きながらもダラダラした生活にイライラさせられながら、シャオシンへの憧れのまなざしに青春映画らしさを感じる。映画館のシーンもあるけど、シャオシンと一緒に観てたのは『酔拳』だったのかな?

 「G線上のアリア」を最後に流し、こだわりがなくなったような雰囲気で終わったけど、友人の兵役をどう思ってたのかなぁ・・・

 侯孝賢監督作品はもともと好きじゃなかったけど、この頃の監督はまだ若くて伝えたいものがストレートに伝わってくる感じで好感がもてますなぁ。

kossy