「洗脳の酷似」フルメタル・ジャケット カメさんの映画レビュー(感想・評価)
洗脳の酷似
個人評価:3.9
前半の人間を殺人マシーンに作り変える軍隊の洗脳を描き、後半にベトナム戦争での人間性を描く。
そのコントラストが素晴らしく、流石のキューブリック。80年代の映画の古さは1ミリも感じさせない。
また軍隊の洗脳方法は、現代のイスラム国などの過激派の教えに酷似しており、民主主義の大国の教えと、自爆テロを正義の名の下に実行し、天国で幸せになれると説く、テロリストの教えが重なる演出にゾッとする。
人間と戦争を描いた名作である。
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