「父が求められる数少ない映画」フィールド・オブ・ドリームス たけたけさんの映画レビュー(感想・評価)
父が求められる数少ない映画
人は主に母親を求め、父は倒すものである。
心理学的には。
しかし、失われてしまっている場合には、逆もありうる。
父の求め方が曖昧で抽象的であるからには、やはり大がかりな舞台が必要になるだろう。
舞台を用意するためには、あいつどうかしているんじゃないか?と思われることもしばしばである。
なぜなら、本人にもその目標が見えないのだから。
そんなカタルシスをきちんと描いた上に、野球好きなら、そうそう、それそれ、と思わずにはいられない求められ方がされている。
もう理不尽だろうが、不自然だろうが構わない。
なぜならそれを求めていたのは本人にも分かっていなかったのだから。
そして、得られたのだ。
抽象的すぎて、伝わらなくても構わない。
私はこの映画が大好きで、大好きすぎて何回もは見ることができない。
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