「一番の初心者は監督自身」ビギナーズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
一番の初心者は監督自身
ファッション雑誌から切り取られたような映像のLOOKに80年代ニューウェイブ臭プンプンな雰囲気、ノレないミュージカルと音楽が絶望的。
本作では脱がないが「リーサル・ウェポン2」では潔いヒロイン、顔はフケた50年代風なルックスの主人公、無駄遣いが目立つデヴィッド・ボウイが滑稽で。
ジュノー・テンプルのお父さん、ピストルズやPUNKのドキュメントで十分、モッズやロッカーズ、ましてやスキンズも存在しない代わりのテッズが人種差別の代表キャラとして、燃え盛るピアノから「火の玉ロック」が流れ"ジェリー・リー・ルイス"は黒人嫌いじゃないから。
音楽に強い筈の監督が長編映画を撮ったら「ウェスト・サイド物語」と「ストリート・オブ・ファイヤー」をゴチャ混ぜに、全然イケてない作品を作り上げてしまった。
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