ビギナーズのレビュー・感想・評価
全5件を表示
壮大なミュージックビデオ
見どころはデビッド・ボウイが出ている。そしてSadeの姐さんが粘っこく歌っている。さらにエイス・ワンダーのVo.パッツィ・ケンジットが出演しているところ。
舞台はまもなく'60年代にはいろうとするロンドン(ロケは野外スタジオか何か)カラフルな衣装や車を再現している。監督はミュージックビデオ専門ということで一部のシーンをまとめる事は出来ても、ドラマの演出は素人。ジャズとロックンロールとファッションの入れ替わりの時代をコメディタッチで作っている。
オープニングシーンは長過ぎて10分で終わっても良いくらいに感じた。時代を代表する様なクール(恐らくマイルス・デイヴィスがモデル)やベスパ、ロングスカートからミニスカートへの転換期を思わせる場面などがある。パッツィ・ケンジットは'60年代に登場する女性をイメージしているのか、フランス系のモデルや、B.B、ジェーン・フォンダなどなど、物語の設定時期よりも少し先の未来を思わせる雰囲気だ。
最初から最後まで皆で踊っている印象しか残らないのがいけません。結論は、この監督に長編は無理だったか知れない。追加のミュージシャンを登場させ、それぞれ主演の15分くらいの短編ドラマを何本かつなぎ合わせれば…まだ良いかな?と勝手に思ってしまう。
Sadeの姐さんの歌、もっと聴きたかった。
※
ロックっぽい、明るく陽気なミュージカル
まあまあ、です。
ミュージカル調の青春映画でしょうか。
でも『フットルース』みたいな必見レベルじゃないです。
明るく陽気ながら、差別問題も取り上げてます。
監督のジュリアン・テンプルって、きっと明るく陽気で心優しい人なんだろうな~。
分からないけど(笑)
デヴィッド・ボウイ、レイ・デイヴィス、テンポール・チューダー、が出てます。
『ラストナイト・イン・ソーホー』観てから気になる、サンディ・ショーも。
音楽ファンは観てもいいかも。
ソーホーが舞台だけど、明るくポップなソーホーになってます(笑)
ソーホーは『ラストナイト・イン・ソーホー』の方が好きです(笑)
一番の初心者は監督自身
ファッション雑誌から切り取られたような映像のLOOKに80年代ニューウェイブ臭プンプンな雰囲気、ノレないミュージカルと音楽が絶望的。
本作では脱がないが「リーサル・ウェポン2」では潔いヒロイン、顔はフケた50年代風なルックスの主人公、無駄遣いが目立つデヴィッド・ボウイが滑稽で。
ジュノー・テンプルのお父さん、ピストルズやPUNKのドキュメントで十分、モッズやロッカーズ、ましてやスキンズも存在しない代わりのテッズが人種差別の代表キャラとして、燃え盛るピアノから「火の玉ロック」が流れ"ジェリー・リー・ルイス"は黒人嫌いじゃないから。
音楽に強い筈の監督が長編映画を撮ったら「ウェスト・サイド物語」と「ストリート・オブ・ファイヤー」をゴチャ混ぜに、全然イケてない作品を作り上げてしまった。
1950年代後半からのモッズの台頭
「モッズコート」しか知らなかったので モッズを何となく理解出来たが、私は戦後初の サブカルチャーグループ(労働者階級の不良少年)テディボーイの方に注目してしまった
英国人スピリット(聴く音楽はアメリカンロックンロール)が極右のホワイトディフェンス、ユニオンムーブメント(反ユダヤ主義)と結びついてしまい
黒人に嫌がらせをしてしまう(ニガーハント)
そしてノッティングヒルの暴動へ
これに映画で描かれたように再開発計画も絡んだのだろうか?
広告業界の大物(実は投資家だった)にデヴィッド・ボウイ
コレクションで踊りまくるコリンの彼女(パッツィ・ケンジット)が甘く可愛い女の子だった
ちょっとバルドー風か
シャーデーも魅力的
それなりに面白かったが、評判は悪かったらしい
テディボーイやコリンの家族は かなりアホに描かれていて生粋の英国人にはやっぱり不快かも
失業率とか住宅不足も考えると こんな風に単純化はやはりできない
全5件を表示