「変わったエイリアン映画」光る眼 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
変わったエイリアン映画
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続編は一作目より面白いのはあまりないが、リメイクはオリジナルより面白いのが結構多い。ジョン・カーペンターはリメイクの名人だ。過去には1982年に「遊星からの物体X」という傑作を作っている(オリジナルは「遊星よりの物体X」1951年作品)。
この作品はオリジナルが1960年製作で日本では劇場公開はされなかったようである。ジョン・カーペンターが1995年にリメイクした。 オリジナルがドキュメンタリータッチなのに対し、こちらはかなり情緒的に描いていて、ペアを失ったエイリアンの子供にさえ感情移入してしまう。 それをよく表しているのがラストであり、オリジナルが完結しているのに対して、こちらはのほうは余韻を残している。
スーパーマンのクリストファー・リーブやスターウォーズのマーク・ハミルが出ているが、全体的にB級映画テイストである。例えば、心を読まれないようにするために、心に壁を作るのに、本当に煉瓦の壁をイメージするとか。ただ、B級テイストといっても、なぜか心に響く映画である。
結局、地球を救えたのかは観た人によると思うが、終わりでないのは確かである。「遊星からの物体X」で、最後に主人公と共に生き残った黒人は、人間なのか異星人なのかわからなかったように。
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