劇場公開日 1995年10月28日

「オリジナル版の面白さ + カラー特撮場面」光る眼 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5オリジナル版の面白さ + カラー特撮場面

2022年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

あの川本三郎さんの著書「サスペンス映画ここにあり」に選ばれた55本に入っているオリジナル版が傑作だったので、このリメイク版もそれなりに面白い。
サスペンス映画+SF映画という趣きもオリジナル版を踏襲しているリメイクだった。

オリジナル映画『未知空間の恐怖 光る眼』(1960年)は既に鑑賞済なので、物語は知っていたが、このジョン・カーペンター監督版はカラー映画だけあって、「子供たちの眼が光る」特撮場面は技術進歩もあって、とても良かった。
ただ、子供たちが生まれた田舎町で次々と犠牲になる大人たちの死に様がチープ感あふれるあたりは、さすがジョン・カーペンター監督…(笑)

物語は、小さな田舎町(ミッドウィッチ、人口2000人)は平和だったが、突然の異変が起こって人々が一斉に倒れる。失神状態になった人たちが気付いて起き上がり、しばらくすると女性は全員妊娠していた。
そして、生まれた子供たちは高い知能と光る眼を持っていた。「光る眼」は人間の心を読み、人間を操る超能力を備えた恐ろしさが……とジワジワ来る。

本作では、オリジナル版でジョージ・サンダースが演じた役をクリストファー・リーヴが演じ、あのマーク・ハミルが神父役。
「スーパーマン」と「ルーク・スカイウォーカー」の共演…(笑)

SF特撮場面とサスペンス物語を、それなりに楽しめるジョン・カーペンター監督作品。

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たいちぃ