ヒートのレビュー・感想・評価
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デ・ニーロとアルパチーノのPV
アル・パチーノとデ・ニーロの共演ということで、観ました。
警官と犯罪者という、対極の世界に居ながらどこか共通点を持つふたり。
それは「独り」ということ。
ヴィンセント(アル・パチーノ)は結婚しているが、妻とはうまくいっていない。
ニール(デ・ニーロ)は「証拠は残さずにいつでも高飛び出来るよう」に常にひとり。
追うプロと追われるプロ。
最後まで、プロだったふたりが得たものは愛ではなく、似た人間と心を通わせること・・・だったのかな?
孤独の中を走り回り、やっと見つけた自分。
しかしその自分を撃ち殺してしまった人間(ヴィンセント)と、
その人間に撃ち殺され、握手して果てた人間(ニール)。
どっちも結局何かを失ってるような?
これは「言いたいこと」みたいなのを4割もいかないくらいで止めてしまって終わっている感のある映画だ(^_^;)
銃撃戦があまりにも長すぎて、ひきまくりでした。
やりすぎだああぁぁあ
有り得ないよう
こんなのがあったらもう「戦争勃発」とかそっちの世界ですよね、、
(私が世間知らずなだけ?アメリカじゃこういうの普通なんだろうか。
それを加味しても有り得ない気がするのですが)
ニールの「親父と弟はどこかで生きているはずだ」
のセリフが何かの伏線かと思って今になってがっかり。涙
(何故独りを好むのか、それが生育歴に関係しているのか?
弟は誰々で、父親は実はこの人!、という後の設定に繋がるとかして欲しかった。
ヴィンセントが実は弟とか)
男
ニールにしろヴィンスにしろ、どちらも人間として強いが、同時に男として、逃れられない弱さを持ってる。
男自身ではなかなか気が付けない部分を、待つ女性の視点とスタイリッシュな映像作りで際立たせている。
「男ってアブナくてかっこいい、でも男ってなんでこうもバカなのか」
そう思わされる映画だった。
最後のニールの逃走から握手までは映画史屈指の名シーン
とてもじゃないが'95の映画とは思えない
呆気ない最期…
戦争ものとかヤクザものは苦手なので、どんな映画かわかってたら観なかったけど、レビューがなかなかよかった(笑)。
でも、カッコいいおじさんが観たい人ならウケるのかな?昔、「アランドロン➕アルパチーノよりあなた」ってヒット曲があって、アルパチーノってどんだけカッコいいねん?と思いながら観てたけど、やっぱり女が観ると、妻や愛人の役に感情移入しがちかも。
まぁしょうがないか。どんなにイケメンでも、ギャンブルばっかで働かない、甲斐性なしのニート亭主より、ちゃんと定職就いて真面目に働く人の方がいいに決まってるよな。
まぁ、娘があんな事態になっても仕事を取る夫なんてどうなの?とは思うけど、昔はあんな作品たくさんあったなぁと、ノスタルジーに浸りながら観てました。…全くまとまりのない感想、作品に対する思い入れもその程度ってことで…。
二人は格好良いけど・・・
どんなに格好良くても男の人の暴力的なのって怖いと思った。あんな悪事で金儲けなんて、どんな結果になろうとそちら側に同情などできない。ラスベガスの銃反射事件のあとだっただけに、銀行強盗失敗後の街中での銃撃には、普通なら市民巻き込んでるだろー、と突っ込みたくなった。この、クールな二人で、そりゃコメディはないかもしれないけど、もう少し違うストーリーで感動したかったわ。
渋いけどコミカルで重厚。アル・パチーノ。
ネットで視聴(英語字幕)
だれ、この上手な俳優?
渋いけど、コミカル。
コミカルだけど重厚。
敵役のロバート・デ・ニーロに負けない存在感、というか、デ・ニーロを食っている。
テレビで活躍している軽いノリお笑いタレントが、その演技力を見込まれて映画俳優に抜擢されたのだろうか、とか思って見ていたら、アル・パチーノだった。見終わってクレジットを見て初めて知った。お恥ずかしい話。
そもそもアル・パチーノを主役として作られた映画なので、デ・ニーロを食って当然である。むしろデ・ニーロの健闘を誉めるべきか。
映画は面白かったのだが、会話はひねりが利きすぎていて難しかった。
といって英語の勉強のために2回目を見るのは、現在の気分としてはちょっと重たすぎるのでパス。
まさかの共演だった!?
高校生の頃にテンションMAXで劇場に足を猛ダッシュで運ばせた!?
監督のマン氏は「ラスト・オブ・モヒカン」を映画館で観て知っていたし当時はV・キルマーも好きな役者だったし最高な布陣だった。
とにかくパチーノとデ・ニーロ。
映画を観るようになり自然と「ゴッドファーザー」に辿り着き自動的にパチーノとデ・ニーロを好きになる。
そんな二人がまさかの再共演!いや!初共演と言っても間違いではない二人の場面も焦らし焦らしでラストにツーショットと渋い演出だった。
地味にオスカー俳優のJ・ボイトに当時は新人だったN・ポートマンにD・トレホや名脇役?なT・サイズモアと個人的にヘンリー・ロリンズが出ていたのは苦笑い!?
奇跡的な二人の共演で伝説になる筈だった本作を台無しにしてしまう三度目の共演作が出来るなんて当時は思いもしなかった!?
四度目の共演はスコセッシが素晴らしい作品に仕上げてくれるでしょう!!
日乃出会館内劇場にて鑑賞。
愛したのは妻ではなく、“敵”だった
20周年記念BDで観賞。
BDによるものか、95年とは思えない映像で、全く古くささを感じない。
映像だけでなく演出も凄く、絶えず登場人物の心理が観ている側に流込んでくるほどリアル。
その説得力あるビジュアルで描かれる物語は、妻や娘の家族愛や、仲間同士の信頼といったものではなく、
己の役割上に存在する一番愛おしい人間の愛の物語と言える。
それがこの作品では警察のプロと犯罪のプロ同士が惹かれ合うというものになっている。
効率的かつ非情にも近い警部補のヴィンセント。妻と一人娘の仲の良い家族を持ち、
しかし度重なる犯罪にポケベルが絶えず鳴り響く忙しい日常に、夫婦の会話は冷え、妻は物足りなさを抱き、次第に家庭は崩壊していく。
その崩壊を招いたのは独り身の犯罪者ニールだ。
彼が緻密に計画する強盗にヴィンセントは躍起になってニールを追いかける。ただのゴロツキの犯罪ではない、“歯応えのある”悪党相手に期待感抱き始める。
一方のニールはその道のプロを突き進むため、30秒で高飛び出来るをモットーに、身に背負うものを必要最低限に抑える。妻も人間関係も、家具さえも背負わない。
けれども仲間たちが背負う「家族」に淋しさを感じ始める。ニールの弱さとも言える淋しい気持ちが、コワモテの顔からは想像つかないほど滲み出し、ついに愛人を作ってしまう。
度重なりる犯罪の末、ニールの眼前では次々と“家族を持った仲間たちの死”が見せられる。
後悔や夢見たこと、世間の息苦しさを痛感し走った犯罪行為の悲しい末路に、家族は涙を浮かべる。まさに不幸。
その不幸がニールにも訪れる。それも、自らが選択したがための、自業自得とも言える形で。
しかしヴィンセントもニールも、共に家族を持ったが、この二組はいずれも善きもの悪いものの“仕事”に取り憑かれた者同士で、
家庭の崩壊は二人が相思相愛と言えるほど関わったからとも受け取れる。
敵同士でありながら愛人でもあったということ。
特にヴィンセントは終盤、娘の一大事を受け止め、関係改善を妻と誓い合ったが、
妻の許しを得てから姿を現したニールを追うことを決めた際の、彼の階段を下りるシーンは、まさしく好きな愛人に久し振りに会いに行くかのように軽やかな足並みだ。
そしてついに決着がついた時、二人は握手を交わす。
敵同士であるはずなのに、家庭を崩壊させた間接的な原因同士でもあるのに。
見方によってはゲイが惹かれ合う話とも言えるかもしれない。
それぐらい、異性の愛よりも同性の敵同士の愛の物語に見えた。
それも殺し合うほどの愛を。
度々入る追い掛けるニールの姿は、まさに恋人に向かって走るようだった。
長い。
いまTUSTAYA新百合ヶ丘のオススメ一位ということで借りてみた。
なんだかぐだぐだと長かった。3時間…!もっと短くすべきだった。
まったくタイプの違う男が追う立場と追われる立場となり、対峙する物語。
この映画のテーマは、その2人が認め合うことだが、捕食者と獲物の関係は一方的ではない。お互いを狩り立て殺そうとする2人である。
決闘に至るがその一方で通じ合うものがある。まったく同じではないが、共通点が多い。
どちらも自分の人生を完全に理解している男なのだ。
このように強く自分を持っている男は女にとってみればとてもかっこいい。例にもれず、それぞれの男に惚れて惚れられる女がいるが、どちらも不幸になっていることを見逃すわけにはいかない。いくらかっこよくてもあまりにも何かに没頭する男は女を不幸にする。
最後の最後にこの映画の良さがわかる。すべてのチャプターがそのシーンをより豊かにするための時間となる。
ただ、そこにたどり着くまでが、長い…。
犯罪活劇の最上の一つ
総合90点 ( ストーリー:85点|キャスト:95点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
活劇の迫力と人間関係の緊張感が途切れない。三時間近い大作だが退屈する暇はない。犯罪活劇の個人的な最上の一つ。
犯罪に染まって家庭をもつこともなかった有能な指揮官の下で万端の準備をして高度な犯罪をする犯罪集団と、それを追いかけるこれまた頭脳明晰で犯罪捜査にどっぷりと浸って家庭が破綻した刑事という役柄を、映画界を代表する大物俳優2人が演じて対立の構図がとてもしっかりと描かれている。刑事と犯罪者というその2人の人物像も、能力と私生活の両面で掘り下げる。そして頭脳戦と銃撃戦の双方で魅せてくれる。今まで共演がなくて互いに不仲なのではないかという噂もあった2人の実質的初共演ということもあり、その対立の構図が話題にもなった。
銃撃戦をはじめとして活劇部分の迫力はかなりのもの。映像だけでなく、貨物車を衝突させて現金輸送車を襲うときの音や、銃の射撃音といった音の使い方の迫力も凄い。
ちよっと気になったのは、あれだけの銃弾が飛び交いながら犯人側への命中弾が少ないところ。あれだけの弾丸の飛び交うなかに道路に無防備な体をさらせば、もう少し命中弾がありそうなもの。それと犯罪をどう準備をして実行するかという部分の描写は弱さがある。
豪華な共演
名優共演で話題を集めた作品。
こういう作品って、話題になるだけでそんなに面白くはない、という
イメージを持っていたのですが、この映画は面白いです。
3時間もある映画なのですが、魅入ってしまいました。
ストーリー・複雑な人間関係・展開がよくできており、
二人が対談するシーンや銃撃戦、特にラストシーンの静かな緊張感が
たまりません・・・、見ているこっちもドッキドキです。
大スター共演
アルパチーノとロバートデニーロの数少ない共演作品。作品としての見せ場は銃撃戦やカフェでの会話のシーンなど中々多い。中でも本物の銃声を用いた迫力の銃撃戦は見もの。唯一難点を挙げるならちょっとアルパチーノの演技が過剰なくらい。
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