「まさにハードバイオレンス」ヒート tonnyさんの映画レビュー(感想・評価)
まさにハードバイオレンス
アル・パチーノ、ロバート・デニーロ共に最も脂が乗った頃の作品。
街中での銃撃シーンは無駄に乱射するアクション映画とは違い、私自身が観た映画の中でも最高にリアルな描写だと思います。
刑事という仕事柄もありますが、悪を根底から許せない性分上、家庭を顧みる事の出来ないアル・パチーノがストーリーの進行に連れかけがえのない妻への愛を再認識。
愛する者との未来を夢見たロバート・デニーロが最後の強盗を決行。逃亡を図る中で仲間を裏切った者への復讐に拘るがあまり自身が追い詰められる事に。
キャデラックSTSのフロントガラス越しにエイミー・ブレネマンに別れを告げるデニーロ。
ハードバイオレンスでありラブストーリー…ヒューマンドラマ的な要素も…とにかくストーリー、キャストともに最高!!。
何年いや何十年経って観ても完成度の高い映画だと思います。
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