「デ・ニーロの男気」ヒート bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
デ・ニーロの男気
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マイケル・マン監督は漢の映画をきっちり作った。
こういうストーリだと、追われる身に感情移入してしまう。じわじわと追い詰められる焦燥と苦悩、それでも挑戦したい性。自身の逃亡の最終段階で、自分たちを追い詰める原因を作り、仲間を失わせた裏切り者を制裁する。発端で制裁できなかった自分へのけじめだったかもしれない。そして、緊張のアル・パチーノとの一騎打ち。一縷の期待をしたけど、やはり悲しい幕切れだった。
が、一方で、取り巻く女性たちは悉く不幸に見える。予想通りとはいえ、エイミー・ブレネマンがかわいそうだったかな。一人でも幸せを勝ち取る女性がいたなら救いがあった。
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