「アラビアのロレンス並みに評価されてもいい映画」パットン大戦車軍団 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
アラビアのロレンス並みに評価されてもいい映画
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戦争そのものよりもパットンという軍人を描いた映画だ。戦争が好きなのに、キリスト教を信じていたり、歴史や詩が好きだったと言う点も面白い。ある意味では、アラビアのロレンスとも似ている。あの映画も砂漠が綺麗だったが、こちらもアフリカやヨーロッパの自然描写が実に美しい。また、映画では描かれていなかったが、戦後まもなくロレンスと同じように交通事故で亡くなっている。
冒頭のパットン将軍が巨大な星条旗を前にタカ派の典型のような大演説をするシーンには圧倒された。いかにも脚色を担当したフランシス・フォード・コッポラらしい。監督がフランクリン・J・シャフナー、音楽がジェリー・ゴールドスミス等、スタッフが一流揃いだ。世間の評価はいまいちだが、アラビアのロレンス位の評価がされてもいい作品だと思う。ただ、インテリが好む反戦映画とは対極にあるような作品なので、その点がマイナス要因かな。
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