バリー・リンドンのレビュー・感想・評価
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ながっ。約300年前のバリーの人生を追体験する。
ところどころ泣けるシーンあり。戦争シーンは日本の特攻隊カミカゼを彷彿とさせる。爵位ってお金で買えるのかと思ったけど、紳士的な行動も必要ですね。バリーは血のつながりのない長男をどうこうするつもりは無かっただろうけど。栄枯盛衰な人生を追体験。とっても長かった。
絵画が動いている
絵画が動いている、って言葉にすれぱ簡単ですが、これをみっちり3時間映画にするってもう気が狂ってるとしか言えないような映画でした。
死ぬまでに見ておかないと後悔するよね映画の一つでした。
これをやり遂げて、このあと何があるのか、キューブリックの頭の中が恐ろしすぎる。
いやー、みてよかったーー。
ついにレッドモンド・バリーは紳士になったが、それが彼の悲劇であった。
大長編『バリー・リンドン』は、SFから路線変更したキューブリック監督の最高傑作の一つです。まるで西洋絵画の中に迷い込んだかのような鮮やかな映像美は、目に焼き付けておくと気分が良くなることでしょう。元カメラマンのキューブリックらしい、まばゆいばかりの写真装飾は息を呑むほど。俯瞰的に見れば、傑作としか言いようがない。
プルーストならこう言っただろう。
"完璧な大パノラマ"と。
おお!
ヨルゴスランティモス監督の「女王陛下のお気に入り」はここからきてたのか!!
それを知れただけでも十分に観る価値のあった映画。
そしてラストの言葉が、全く当たり前のことなんだけども、どこか心にくるんですなー…
映像に圧巻
映像の作り込みに圧巻。キューブリックが映像の魔術師なのは百も承知でいたつもりだけれども、この映画の世界観の作り込みは狂気の沙汰、まさに圧巻の一言。
ロウソクの灯りのみで撮られたシーンや、絵画をそのままトレースしたようなシーンなどなど、一見の価値ありです!
キューブリック大河ドラマ
歴史的背景、セット、衣装が忠実に再現されてます。
タイトルの通り、バリーの盛者必衰が描かれています。
バリーって、ダメなヤツだな〜って思います。別に何か偉業を成し遂げた偉人でもない。すっごいずる賢くて嫌なヤツが転落して行く様は、見ていてほくそ笑んでしまう。
このくず人間バリーの大河ドラマをぜひ見て欲しい。
ベルサイユのばら、王家の紋章が好きな歴女にもオススメかも。
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