「むかしむかしバリーという男が」バリー・リンドン ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
むかしむかしバリーという男が
BS12でキューブリック作品を放送するということで、何の予備知識もなく見てみた。キューブリックといっても、「2001年宇宙の旅」と「シャイニング」しか見たことないけど。その2作品より、ちゃんと物語がある分、見やすかった。でも長い。
バリーの父は決闘で死に、バリーも恋愛沙汰で決闘、死にはしないが逃走、追いはぎにあって無一文、軍に入隊、脱走、敵軍に捕まり密偵になるが逃走、イカサマ賭博師になり大儲け、貴族の女に言い寄り結婚、やりたい放題…と、流転の男の人生を淡々と描く。最後は落ちぶれていく。盛者必衰。
「貴族的」という言葉があるが、粗野な平民バリーを通して、貴族的なものとは何か、伺える気がする。特に義理の息子ブリンドンの、バリーへの態度と、バリーの息子との差。貴族は貴族として育てられて、貴族になる。後付けはやはり難しいものかも。レディ・リンドン、血迷っちゃったね。あれ、最近日本でも同様のことが…。
貴族のお屋敷がゴージャスですごい。きっと本物を借りて撮影したんだろうな。構図とかがほんとに絵画のよう。ろうそくの灯も、時代がかった雰囲気が素敵。衣装も含め、絵作りへのこだわりはビシバシ感じる。加えて、音楽がまた偏執的…。軍隊の行進の際のマーチ、見事に歩く速度とぴったり。ヘンデルのサラバンドをこれでもかと繰り返して使う。もう脳内にこびりつきましたよっ。
ナレーションで進めたり、セリフ無しの場面も多く、俯瞰で見るような感じ。むかし話とかおとぎ話のように、紙芝居っぽいとも思う。締めの言葉も渋い。いい人も悪い人もみんな死んでいる。今は昔。みたいな文章が出て終わり。
そういう無常感かわからないけど、フランス軍に向かうイギリス軍、何の防御もせずにただ進んでいくって、どういうこと? バンバン撃たれて死んじゃってるじゃない。戦争なんてアホらしい、という例えですかい?
ぷにゃぷにゃさん
こんにちは。
昨日とは打って変わって夏日ですね😅
意に反して、映画館鑑賞く録画鑑賞(朝刊の日曜版週間TV番組表ガンチェック👀)な私です☺️(観ていない作品多過ぎ💦)
ぷにやぷにゃさん
お仕事お疲れ様でした。予報通りきちんと雨を降らせて去って行きましたね🌀
レディー・リンドン、まさに…美しいひと✨でした。目が釘付けになりました👀
物語のような作りにも引き込まれました。
ぷにやぷにゃさん
おはようございます。
もっと逸れて欲しい🌀
映画館も一気に通常上映になりましたね🎥
レディー・リンドンの美しさ、まるで絵画そのものでしたね✨それなのに…。。
楽曲、そうですね🤔
苦手な系統の作品かと思いきや、上昇志向の強いバリーの生き様を中心にした作り込まれた美しい映像、見応えがありました(^^)