「クローネンバーグ好きは必見‼︎」裸のランチ エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
クローネンバーグ好きは必見‼︎
日本では1992年に公開されたクローネンバーグの旧作の再映。映画凍結期の作品なので本当にありがたい。
そして噂に違わぬ傑作。
ウィリアム・S・バロウズの原作を再構築し、バロウズの半生を盛り込んだという悪夢のような世界観🎯たまりませんな〜
1950年代のニューヨーク、小説家になろうとして挫折したのか害虫駆除の仕事をするウィリアム(ピーター・ウェラー)。害虫駆除薬をドラッグ代わりに使っている妻ジョーン(ジュディ・デイヴィス)。ウィリアム自身も駆除薬に溺れ、誤ってジョーンを射殺した。
冒頭を飾るこのエピソードが激しく切ない。
これもバロウズの実体験に基づくなんて😱
インターゾーンという謎の街に身を隠したウィリアム。ここからは薬漬けになったウィリアムの脳内の如き歪んだ世界。
奇怪な生物、巨大なゴキブリ、ゴキブリが寄生したタイプライター、、、意味不明でグロテスクな世界観はクローネンバーグの真骨頂。
そう、これは多くの人にとって不快極まりないキワモノだと思うが、クローネンバーグ好きには必見の重要作だ。
それにしてもジュディ・デイヴィス💕
そしてオーネット・コールマン👍
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