ハイテンションのレビュー・感想・評価
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アジャの本気
本作品監督の他の作品は幾つか観ているが今更代表作とも言えるハイテンションを鑑賞。
劇場で観れたのは本当に良かったと思う。開演前から流れるmuseのNEW BONEに「あれ、この曲知ってるぞ…しかも好き」となり、中盤最高潮のときに同曲が流れて文字通りハイテンションに。museは以前から好きでよく聞いていた時期もあったがこのタイアップは知らなかった。スプラッターのお決まりは言わずもがなだがラストのベタ故に意表を突かれた展開にはまたハイテンションになったし、その悲しさたるや…。91分という観やすさを極めた時間、展開のシンプルさに拳を突き上げた鑑賞体験でした。
本作を鑑賞したシネマカリテが来年2026年1月に閉館というのは非常に寂しいが、楽しい体験をさせてくれたことに感謝したい。ということは場違いかもしれないがここに記しておく。
そりゃないぜ、マリーちゃん!
どこかしら違和感はあった。
確かに。冒頭から。
マリーによるアレックスの家での視点なんかもヒントが出てた。
お母さんのセリフとかね。まさに核心を築いているんだよね。
マリーによる殺戮劇だったとはつゆとも思わず、まんまと製作者の意図通りな観客の私。
この手の映画のこの手のオチに気づいたことがないんじゃないかというくらい
まんまとひっかかる私。
我ながら何作観ても気づかない自分にイヤになることもあるけど、
映画を楽しめる天性の能力だと思って前むきにとらえることにした(笑)
というわけで、
あの殺人鬼おっさんは何だったんだよ!マリーによる妄想というか自分を殺人鬼でないと思わせるため?
自分を精神的に守りたかったのかな。
わかるけどさ、あの汚っちゃないトラックとか臭そうな服とか身なりとかね、すごい想像力だよ、マリー。
車による追走劇もどういうことよ!?辻褄あわなくない?これも妄想なんだよね、きっと。
まあ、秀逸なバレ方だったのは、GSのお店にうつる、店員を殺すマリーの姿が
防犯カメラにうつっていたシーンなんだけど、そういうことだったかぁぁぁ!!と感じられて、
本作を観たかいがあったと思った瞬間だったと同時に、
どういうオチ!?と、そこから想像しながら鑑賞できたので、2度美味しかったかなと思う。
ラストショットはどうなの!?
マリーが生きているとは思わなかった。さすがに。確かに微妙に急所は外していたと思うけど、生き残れるんだ。
あれで。だから、アレックスのおかげで生き残れたんだよね、きっと。
というわけで、2003年製作でこのクオリティはすごい。
主演のセシル・ドゥ・フランスの狂気に満ちた演技も白眉であった。
おっさん女子の純愛に涙
若い頃のセシル·ド·フランスとマイウェン。
役が反対だったらぜんぜん萌えなませんけど、リアリティは増すに違いない。
しかしそれではありきたりなB級ホラー。
マリーの行動がなんか抜けてて、あんたアホなの???とイライラする。
ガソリンスタンドから警察に電話するシーン。要を得なくて、ブチギレて、バカじゃん。
こんなセシル·ド·フランス観たくなぁ〜いって、思いましたが、
マリーは自分の中でものすごく戦っていたんですね。
なんでマリーがクサリや猿ぐつわのカギ持ってんのよ!なんで早くほどいてやらないのよ?
両親や幼い弟ら、家族がいると思い切ってデキナイ。
それでオナっていたら、シトロエンのトラックが来る。
プジョーとシトロエンはフランスだけど、フォードやトウモロコシ畑、バーボンはアメリカ。分裂してますね!
ガソリンスタンドコンビニの酒の品揃えはまるで高級店。ホームセンター並みに武器(工具)もいろいろ揃っている。そこらへんもこちらの意識をそらす作戦なんでしょう。
セシル·ド·フランスにこんな過去があったんですね。
普通は黒歴史になって、そのあとメジャーになったりしないけど、松嶋菜々子並みに躍進します😎
それにしても、女ってこわいですなぁ。
二人とも女子大生にはみえないし、勉強する気配は皆無でしたね😁/
🎵女子大生にさせといて〜
わたくしスプラッターには相当耐性があるみたいです。ぜんぜん怖くなかったです。
ひとつ引っかかるのは原題の Heute Tension。
なんで、ドイツ語とフランス語だか英語が混じってるんでしょう?
New Bornに1番驚いた
ホラーはあまり好きではないのだが、闘う女性の物語に見えて鑑賞することに。20年前に製作されているからやや古めの映像であることは仕方ない。でも、ある意味闘う女性の物語ではあるが、意外とシンプルなサイコホラーだった。
フランスの映画だからかなり油断していたが、後半Museの「New Born」が流れてきて驚いた。おとなしめの導入から、ギターの音が入り第二のイントロとでも言うべきパートに切り替わるところで気持ちが盛り上がってしまう。さぁ反撃だ!という気持ちになる。あぁ、もうこの曲が20年前なのかという別の驚きも感じてしまった。おじさんの時代感覚のズレが怖い。
最後に明かされる真相はそれなり驚くものだったが、それだと実は妄想でしたで片付けるシーンが多すぎだよな。かなり強引だ。犯人とマリーの駆け引きみたいな部分が面白かっただけに少し残念に感じてしまったことは確か。でも、母親のセリフが伏線回収されたからまぁこれでいいか。
想定していた内容とは少し違うが、きっちりドキドキしたし面白かった。ホラー好きでなくても楽しめる。
よくある話
友人の家に泊まりに行き家族が犬も幼い子供も殺されてしまう犬はやめてほしかった…
グロさ勢いだけでつっぱしった感あり。
行動範囲が家と森ガソリンスタンドだけだったので安っぽい展開。
マリーと殺人鬼の男性が実は同一人物
マリーは二重人格だったというオチ。
雨だったので空いてた鑑賞人数15人居ました。(^-^)
A298 面白いやん!
2003年公開
ずーっと中途半端なサスペンスが続く。
これで当時好評?
さすがにあかんやろ。
女の子も両方そそらんし。まだオカンの方が色っぽい。
殺害者も全然存在理由わからんし
友人の映画評論家からはそんなもん見んと
早よトム見なさい、と怒られそう。
ところがこの中途半端さがすべての伏線を回収してくれる。
刑事がガソスタの防犯ビデオを見るとそこには。
あらためて思い返すとすべてスッキリする。
なかなかの快作と見た。
80点
鑑賞 2025年6月11日 アップリンク京都
配給 キングレコード
見てみた。
ただ愛しただけだったのに って? それにしてもアレックス役の女優さ...
ただ愛しただけだったのに
って?
それにしてもアレックス役の女優さん、
美しい役とか深く愛される役とか多い気がするけど、
フランス語圏ではモテる系なのかな?
魅力的ではあるんだけど、
オリジナリティーあふれるというか、
ちょっとだけ違和感
ポスターの違和感がとれた
あなたの家族に逢えて良かった、うん?家族皆殺しフラグたった!からのひぃーひぃーひぃー😱😱😱
ボーイッシュなスタイルに彼氏なし。友人のシャワーシーンを外から見上げるあたりで、友人はLさんなのね。その友人が連れ去られた彼女を助けるべく懸命に戦う。結末はまさかの…お母さんの死に際のセリフ”なぜ?なぜなの?”と違和感を感じる演技が回収されました。
ありがちなんだけど、なかなか面白かった。
スプラッタダメな人は見ない方がいい。
75~80点ぐらい。セシル・ドゥ・フランス
深夜放送で昔よく流れてたようなホラーだなと思って観てたら、終わりに驚愕の事実が…
この終わりで評価が上がった。
まあ結構ありがちなオチで、いくつか他の映画を思い出したけど(笑)
少し甘めの評価で4つ星です。
スプラッターで残酷表現ありなので、苦手な方はダメでしょう。
ひどいスプラッター具合に何度か鼻で笑ってしまった(笑)
フランス語を喋ってるけど、なんかアメリカっぽくて、トウモロコシ畑とか、よくアメリカ映画に出てくる風景が出てきます。
ワザとアメリカンな感じに寄せてるのかな?
観たあと『ヒルズ・ハブ・アイズ』と同じ監督だと知って驚いた。
主演の女性がセシル・ドゥ・フランスだったと知って驚いた(笑)
綺麗な人だなーと思って観てたけど髪が短いし気が付かなかった(笑)
タイトルどおりハイテンションな映画で、退屈なんて感じさせず楽しめました。
音楽が良かった。
もう1回観よう♪
冷静になると傑作かもしれない
観終わってハイテンションにはならないかな
とりあえずハイテンションにはなりません。
2回目の鑑賞でしたが大まかなストーリーとオチ以外は全く覚えてなかったので問題なく楽しめました。
一時期流行ったスラッシャー映画だけあって内容は文句なし、テンポも早く中弛み無い。
前に見た時は辻褄が合って無い作品だなと思いましたが、改めて多重人格の妄想と現実の境目が何処にあるのか、突発なのか計画的なのか等色々考えると楽しい作品。
観てない人なら絶対ネタバレ見ないで見てほしい作品、損はないと思います。
ちょっとずるいかな
2025年劇場鑑賞165本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレットないだろうと諦めていたらちゃんと作られていてリバイバルの鑑です。
アレックスみたいな顔をしているのがマリーで、マリーみたいな顔をしているのがアレックスです。このヒロインマリー、ずっと好きになれず、喫煙する人男女問わず自分の中でどうしてもマイナススタートにはなるのですが、アレした後手洗わないし、殺人鬼に他の人襲われているのを助けようとしないでむしろ囮にして自分だけ助かろうとしてるヒロインってなんなん、と思っていましたし、殺人鬼のトイレでの放尿シーンはホラー史上初めてか?とは思いましたがやっぱりお前も手洗わねぇのかよ、と変なところが気になっていたのですが、後で一応色々合点が行くようにはなっていました。それでもおー確かにというよりは映画的にちょっとずるいなというのが先に来て素直に驚けませんでした。
愛してる?
犬が殺されます
フレンチ・ホラーの幕開け
2006年、日本で上映され、後に続くフレンチ・ホラーの草分け的な存在となったエポック・メイキングな作品です。
監督はフランス人ホラー作家の中で唯一アメリカン・システムの現場に馴染む事が出来たA.アジャ。
ウェス・クレイヴン監督の「サランドラ」をリメイクした「ヒルズ・ハブ・アイズ」のヒットを皮切りに、「ミラーズ」「ピラニア3D」、そして「ホーンズ容疑者と告白の角」といった話題作を連発。
すっかり米国ホラーの屋台骨監督と化してしまいました(笑)
そんな彼がフランス時代に生み出した本作は、ジャンネット・デ・ロッシによる手造りグロ・ゴアと「血」に対する拘りが半端ない作品となりました。
米国が「血」をド派手に吹き出す効果として使用するのに対し、アジャ監督は肌にまとわり付く様な「血」にする事で痛みを誘発する事に成功しています。
見せる血を体感する血に変えてしまいました。
身体にまとわり付いたべったりとした汚い血は暫く脳裏から離れなくなる事でしょう。
勿論、ロッシが手掛ける「造り物感」が丸出しとなった特殊メイクも必見です。
ロッシが携わったルチオ・フルチの「サンゲリア」でみせた肉の腐敗とは違い、肉の破壊に従事したメイクはあまりにも惨たらしく、汚いです。
造り物である事がありありと分かる造形ですが、壮絶な肉の破壊描写に初めて観る人は呆気にとられてしまう事でしょう。
グロはNGという人は避けた方が賢明です。
余談になりますが、日本での衝撃的な公開から19年が経とうとしているんですね。
久々に本作を観て思いましたが、グロだろうが、手作り特殊メイクだろうが、名作というものは何年経っても色褪せないもんですね。
つくづく「病んだ映画だなぁ」と思いましたよ(笑)
ゴアに無遠慮
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